駅の階段には、ほとんどに進行方向が表示されています。
逆走している人を見かけたこともあるし、自分もやってしまった経験もある。
ルールを作っても、守れない人は必ず出てくるわけで…そんなとき、「ルールを守らないやつ許せない!」って怒りに流される人を結構見かけます。私もやってしまうのでね…
今回は、この「許せない心」について考えてみました。
階段を逆走する人が許せない
私自身、階段を逆走する人にイライラして道を譲らなかったこともあれば、私が逆走してしまったとき「邪魔!」と言わんばかりにぶつかってこられたこともあります。
どちらの立場も経験してみて気付いたのは、ルールからはみ出た人に対して絶対許さないマンが心にいるなぁということ。
階段という狭い場所で、絶対に許さないマンを発動して道を譲らない、わざとぶつかることは、転げ落ちて大怪我…なんてこともあります。
「許せないむかつくー!」って感情に流されると、自分が置かれている状況や相手のことを冷静に考えられなくなるんです。
何のために上り下りが決まっているのか
調べてみると、規則で必ず守らないといけないものがルール、お互いが気持ちよく過ごすための心遣いがマナーだそうです。
階段上り下りの表示は、混雑を避けたり、トラブルを回避するためのマナー。
お互いを思いやる優しさでもある。
何故そのマナーが作られたのか、理由なんて考えず「登りは左って書いてあるから」っって理由だけで従ってました。
そのマナーから外れた人は、一気に牙を剥き出しにして「悪」と決めつけていた。
ちょっと思考停止していたかもしれません…
許せないときは、切り口を変えてみる
階段の逆走をされた側、逆走した側、どちらの立場にもなってみたら、集団から外れる行為や皆と違うことに対して「絶対許せないマン」が潜んでいました。
この気持ちって、自分の物差しでしか状況や人を見れてなくて、想像力に欠けている状態。
感情が荒ぶっているときこそ、物事の切り口を変えてみることが重要なのかもしれない。
例えば、逆走してきた人に対して、お腹痛くてそれどころじゃないのかも…とか、考え事しててうっかりしてたのかな…とか。
色んな可能性を考えることで許せないって気持ちにフォーカスする時間を減らしたい!