お金のいらない国1の感想|お金抜きで選択することが苦手な現代人
元ZOZOの前澤さんがツイートしていた「お金のいらない国」。
とても気になるタイトルだったので読んでみました。
読んだ後、思うところが多すぎて皆さんにもシェアしたくなったので感想をまとめました。
選択の基準は「お金」
最近では「好き」を基準に生きよう!という人が増えてきました。
「私は…?」と考えたとき、何かを買う、どこかに行く、体験する…すべてにおいて「好き」よりも「お金」を優先して選択していることに気が付きました。
例えば、大好物のカキフライが398円、その隣に半額シールの貼ってある199円のから揚げがあったら…私は値段を見て半額を買ってしまいます。
なるべくお金が減らさず得する方を選択したいと思ってしまう。
もしお金が必要なかったら、本当は何を選びたい?
お金のいらない国では、喫茶店でコーヒーを飲むのも、家に住むのも、お金は必要ありません。
自分が欲しい物、必要なものはもらえます。
なので、人よりも多く所有する意味もないし、誰かから盗む必要もないのです。
あなたは、本心を無視して「お金」を優先していないでしょうか?
もし、お金が必要なくなったら…本当はどうしたいのか。
現実的に叶えられないこともあるかもしれませんが、常に「自分の本心」を知っておくことが大切なのだと思います。
お金のいらない国にはないもの
生まれてから当たり前にあった「お金」がこの世からなくなったら、人や社会はどうなるのか考えてみました。
- ステータスとして物を所有すること
- 利益重視のサービス
- お金のためにやりたくない仕事をする人
- 必要以上にものを持ったり、作ったりすること
私は、人よりもお金を稼ぐため、増やすために人間らしさや自分らしさを犠牲にしていると感じていました。
お金という概念がなくなると、世の中はとてもシンプルになり、自然体で生きていけるようになります。
あなたは、好きを基準に生きている?
私たちはお金が存在する世界に生きています。
「好き」を基準に行動できない場面もありますよね。
お金を優先した思考を日常的にしていると、自分の好き嫌いを感じるアンテナが鈍っていきます。
たとえ、実際にお金がなくて買えない、できない状況でも「私は本当はこうしたい」という自分の望みを知っておくことが大切です。
お金から解放されるには、私たちが変わらないといけない
キャッシュレス化したことで、以前より「お金」という存在感は薄れているものの、お金はまだまだ無くならないと思います。
私たち一人ひとりが「お金がなかったら、私は、社会はどうなるだろう?」ということを想像して、小さく行動してみることで変わっていくのだと思います。
お金のいらない国1の感想|まとめ
ページ数は少ないながらも、こんなに余韻が続く本は久しぶりでした。
「お金から解放されたい」「世の中お金がすべて」と思っている人はぜひ読んでみてください!
文字が大きめでページ数も多くないので、時間がない人でも30分あれば読める内容です。
そして読んだ時間以上に未来の世界、自分の生き方について考えさせられます…
1巻の途中まで、長島龍人さんのサイトから読むことができます。
ちなみに、この記事を追記している2022/5/17時点では電子書籍版はなく、紙の本しかないようです。