【子どもの足育】正しい靴の選び方・履き方を実践してみた

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子どもに足育靴を履かせてみた
  • 子どもの足育に興味がある
  • 0歳の赤ちゃんから足育をしたい
  • 子どものために足に良い靴の選び方を知りたい

という方へ。

靴の正しい選び方、正しい履き方、足の大切さについて、大人から教えてもらったことはありますか?

ERIKA

おそらくほとんどの方がないのではないでしょうか。

世の中が便利になり、運動する機会が減ったことや足育の知識がない大人が多いという背景もあり、子どもの足トラブルが増えています

私自身、子どもの頃から扁平足と内反小趾の足トラブルを抱えており、幼い頃の足育が体を守ることに繋がるのだと痛感しています。

私は、子どもが生まれたことをきっかけに、子どもが0歳から足育をスタートしました。

この記事では、足育の大切さと足育靴の選び方、1歳の子どもに足育靴を履かせてみて感じたことをまとめました

子どもの足育に力を入れたい!という方の参考になれば幸いです。

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子どもの足が危ない!?足育が必要なワケ

足のトラブルを抱える子供が増加中

現代の子どもに足トラブルが増えている主な原因は、生活が便利になり運動する機会が減ったこと、体を動かすことよりも学力向上が重視されるようになったことが理由だといわれています。(参考:武藤芳照 [監修]/玉島麻理/小野直洋/高山かおる著|0歳からの足育のすすめ)

児童生徒の足に関する実態調査では、小学1年生〜高校3年生までの参加者の43%が指の変形や足の痛みなどの足トラブルを経験していました。(参考:財団法人 日本学校保健会|足の健康と靴のしおり改訂版)

便利さや効率化だけでなく、なるべく子どもを沢山歩かせてあげる、沢山歩いても足をしっかりサポートできる靴を選ぶことが重要です。

大人から体を動かすことの大切さは教えてもらいましたが、正しい靴の選び方や履き方を教えてもらうことってありませんでした。

ERIKA

大人が足の大切さを知らなければ、子どもに教えることはできないのは当然。

靴には、足の保護と足の機能を高める重要な役割があります。足に合っていない靴を履いていると、全身の健康を損なう可能性もあるんです。

足育は日常生活の一部

日本足育プロジェクト協会によると、足育を下記のように定義しています。

足の大切さを知り、足を健康に育てることを、家庭を中心とした日常生活の習慣、特に子育てに取り入れ、実践すること

日本足育プロジェクト協会とは|日本足育プロジェクト協会

食事、早寝早起き、歯磨きするのと同じように、足育もしつけの一環として子育てに取り入れることが大切です。

ERIKA

まずは、お手本となる大人が正しい靴を選び、正しい履き方を実践して子どもに見せることがスタートです。

足に合った靴が当たり前になれば、足に合っていない靴を履いたときの違和感に気付けるようになります。

便利な靴は要注意!

かかとのない靴、長靴、スリッポン、バレーシューズなど…足を入れるだけで履ける靴は便利です。

経験のある方もいると思いますが、上記のような靴ってすぐに足が疲れませんか?

ERIKA

足の支えがなかったり、幅が狭すぎたり、足を固定できないため体へのダメージが大きいのです。

足を固定できない靴の他にも、靴のお下がり、大きめの靴もNGです。

0〜6歳までに大切な足育8項目

6歳までに大切な足育

運動神経や脳の神経系は、5歳までに80%、12歳までにほぼ100%完成するそうです。

つまり、6歳までに足の基礎が作られることになります。

足の基礎が作られる0〜6歳までに必ずやってほしい足育をまとめました。

0~6歳までに必ずやりたい足育8つ
  • ハイハイ
    なるべく長期間ハイハイさせることでバランス感覚や体を支える力を養うことができます。
  • 座るならあぐら
    女の子座りやお姫様座りはO脚などの脚変形になる可能性があるのでNG。
  • 年齢×1kmを目標に毎日歩く
  • 正しい靴の履き方をする※下の章で詳しく説明しています
  • 定期的な靴のチェックと交換
    3歳未満は3ヶ月に1回計測(年間4足交換)、3歳以上は6ヶ月に1回計測(年間2足交換)が目安。
  • 足に合っている靴を選ぶ※下の章で詳しく説明しています
  • 爪を正しく切る
    指先から1〜2mm後退した長さを保ち、角を残して四角にカット。角が引っかかる場合はヤスリをかける。
  • 子どもの足を毎日揉む
    毎日揉んで触れることで足トラブルを発見しやすくなります。

※参考:靴のやまごん|足育子ども手帳
※参考:武藤芳照 [監修]/玉島麻理/小野直洋/高山かおる著|0歳からの足育のすすめ

ファーストシューズはいつから?

10歩くらい歩けるようなったら、靴選びをする目安です。(参考:武藤芳照 [監修]/玉島麻理/小野直洋/高山かおる著|0歳からの足育のすすめ)

私が足育靴を購入しているお店のシューフィッターさんは「10歩と言わず、もっと歩いてからでもいい!」と言い、靴を売ってくれないほど足育を徹底していました。

あと、つかまり立ちをしたら下ろしてハイハイに戻すことや、立ったら大袈裟に喜んだりせず、子どもに普通に接してくださいとのアドバイスもありました。

足は体を支える大事な土台です。どうしても靴を買わなきゃいけない!という事情がなければ、ファーストシューズを買う目安は10歩以上を目安にすることをおすすめします。

ちなみに、我が子は1歳くらいから歩き出しました。アドバイス通りハイハイをさせようとしましたが、本人が「歩きたい!」という意志が強く、ハイハイしてくれませんでした。

ERIKA

教科書通りにはいかないものです…

あくまで、子どもの「やりたい」を尊重しつつ、立つことを急かさない環境を作る、大人同士がハイハイの大切さを共有しておくことが大切だと思います。

足育靴の選び方

足育靴のチェックポイント

靴が足育に適しているか、靴を履いたときに子どもに合っているかチェックする項目をまとめました。

ERIKA

子ども靴の取り扱いのあるお店でシューフィッターさんに足の計測と靴選びをしてもらうと安心ですよ。

足育靴の見分け方8つ

  1. かかとが硬い
    指で押して倒れるかかとはNG!かかと部分が硬くてしっかりしている靴はかかとの骨を支えてくれます。
  2. つま先立ちするところで曲がる
    足と同じように、靴も足の付根部分で曲がることで疲れにくくなります。
  3. つま先が少し反り上がっている
    体の体重移動を助け、転倒しにくくなります。
  4. つま先が広く厚みがある
    指で地面を掴むように歩くため、自由に指が動かせる余裕が必要です。
  5. 靴がねじれない
    布巾のようにねじれる靴は足を支えられません。
  6. マジックテープか紐がついている
    テープや紐で足と靴を固定できないタイプの靴は疲れやすさや転倒の原因になります。
  7. 中敷きが取り外せる
    サイズが合っているかどうか大人が目で確認できます。
  8. 足の特徴が合っているか
    エジプト型、ギリシャ型、スクエア型など、指の長さのバランスが人によって異なります。足の形に合ったものを選びましょう。

※参考:靴のやまごん|足育子ども手帳
※参考:武藤芳照 [監修]/玉島麻理/小野直洋/高山かおる著|0歳からの足育のすすめ

足育靴を履いたときのチェックポイント5つ

  1. つま先に余裕がある
    中敷きを外して床に置き、かかとを合わせた状態で余裕を確認します。14.5センチ以下の靴で5~8ミリ、15センチ以上の靴で1センチ程度、小学生以上の子どもは1センチ~1センチ以上、大人は1センチ以上の余裕が目安。
  2. 甲の高さを調節できる
    マジックテープや紐で足と靴をしっかり固定できることで、疲れにくく、歩きやすくなります。
  3. かかと部分がフィットする
    靴の中で足が動かないように固定されることで、歩行が安定します。
  4. 靴底に適度な弾力があり、滑りにくいもの
    路面の衝撃を吸収して足の負担を軽減します。また、路面が濡れていても滑りにくい靴底を選びましょう。
  5. 足が曲がる位置で靴も曲がる
    歩くときも走るときも足の付け根が曲がります。靴も足と同じように曲がることで足の負担を軽減します。

※参考:靴のやまごん|足育子ども手帳
※参考:武藤芳照 [監修]/玉島麻理/小野直洋/高山かおる著|0歳からの足育のすすめ

靴下は滑り止めなしのタイプを選ぶ

靴を履くときは、滑り止めつき靴下はNG

私が子どもの足育靴を購入しているお店で教えていただいたのですが、靴を履くときに滑り止めつきの靴下は履かない方が良いそうです。

滑り止めが靴の中でストッパーになり、靴の中で足指が曲がってしまうとのこと。

ERIKA

滑り止め付きの靴下の方が安全で良いと思っていたので、子供の靴下にはすべて滑り止めを付けていました…

正しい靴の履き方

正しい靴の履き方

靴のヒモはほどく、マジックテープは外してから履くのが基本です。

正しい靴の履き方
  1. 足を入れてかかと「トントン」
    座った状態で靴に足を入れ、かかとを地面に「トントン」と2~3回つきます。
  2. ベルト(紐)をギュッ!
    前かがみになり重心を乗せ、靴の左右を引き寄せた状態で軽く押さえてベルトを「ギュッ」と締めます。子どもができるようになるまで、大人が仕上げをしましょう。
  3. 足首と靴の間に隙間がないかチェック!

※参考:靴のやまごん|足育子ども手帳
※参考:武藤芳照 [監修]/玉島麻理/小野直洋/高山かおる著|0歳からの足育のすすめ

正しい履き方をすると、足指に力がはいるようになり、土踏まずの形成をサポートしてくれます。

私も、子どものお手本になるべく、正しい履き方を習慣にするようにしました。子どもに覚えてもらえるように「かかとトントン」「ベルトをギュッ!」は言うようにしていました。

すると、子どもが1歳4か月を過ぎたくらいから、靴を履いたら「トントン」と言いながらカカトを合わせ、「ギュ」と言いながらベルトを締める真似をしてくれるようになりました。

ERIKA

良い習慣も、良くない習慣も、子どもってすぐに吸収してしまうものなんだと実感しました。

1歳の子どもに足育靴を履かせてみた

1歳の子どもに足育靴を履かせてみた

ファーストシューズとして購入したのは、アシックスのアミュレファースト。お値段は当時約6000円くらい。

ERIKA

足育をしている靴屋のシューフィッターさんに計測してもらい、靴を選んでいただきました。

しっかり足を固定してくれているようで、安定して歩いていました。汚れたら手洗いもしやすいのが地味に助かりました。

子どもは靴に興味深々で家の中でも履いていました。大人の靴も履きたくて玄関に行っては足を入れるくらい靴が大好きになったみたいです。

アシックスの靴

3ヶ月後に購入した2足目は、ドイツのドイムリン(ダウムリング)というメーカーの子ども靴。

お値段は約18,000円ほど。最初は予想を上回る価格で衝撃を受けました。でも、何事も経験ということで試してみることにしました。

ドイムリンの靴

アシックス同様、ベルトが2本あるのでフィット感があります。アシックスの靴と比べると若干細みのある形です。

革靴なので、布製の靴のように洗えないのが難点ですが、しっかり足をサポートしてくれていました。

正直、アシックスとの大きな違いは今のところ感じていません。ですが、信頼できる靴屋さんだったことと、子どもが靴をとても気に入っているので今後もお願いすることにしました。

3か月後、再びドイムリンを購入

3ヶ月経過し、再び靴屋さんで3足目の計測してもらいました。

子どもの小指が内反小趾ぎみになっているのが気になっていました。

シューフィッターさんに聞いてみると、どうやら靴のサイズがキツくなっていることが原因のよう。そういえば最近、遊んでいる途中でマジックテープを外したがることが多かったです。

あと、マジックテープをギュッとして足首と靴に隙間がないようにしていたつもりが、ベルトは想像よりもっとギュッと締めないとしないといけなかったみたいです。

ERIKA

足に関して無知すぎます…

靴下に滑り止めをつけていたことも内反小趾に関係している気がしています。

子どもの歩き方をよく観察して、3ヶ月といわず1ヶ月でも2ヵ月でも靴屋さんに行くことが大切ですね。

反省することもありましたが、足を計測してもらい、今回も同じデザインの靴を選ばせていただきました。

ドイムリンの靴を再び購入

毎日見てるので実感が湧かないのですが、新旧の靴を並べてみると子どもの成長を実感します。

正しい足育靴の選び方・履き方|まとめ

子どもに足育靴を履かせてみたまとめ

日本人が靴を履きはじめて歴史が浅いせいなのか、足と靴の重要性って広く認知されていない気がしています。

ERIKA

かくいう私も、妊娠して膝が痛むまで足と靴の大切さなんて考えたこともなかったです。

足は、歩くだけでなく体全体のバランスに関わっています。

足育も教育の一環、しつけの一環として浸透してほしいと思います。

ぜひ、ご興味のある方は足育をしている靴屋さんを探してみてくださいね!

この記事を書いた人

宇宙の法則やスピリチュアルを生活の中で実践しています。30代1児のママ。

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